煮玉子

楽の多い生涯を送っています

「習慣にしたいこと・していること」

 

 つい先日から禁煙している。私には半年ほど付き合っている彼女がおりその子の提案で始めたのだ。今まで8度禁煙に成功している私の9回目の禁煙だ。

 

 大学生時代JT(日本たばこ産業株式会社)を第一志望に就活していた私にとってはかなりの苦行である。因みに、JTでの就活は面接時「煙草を吸われていますか」との質問に対し、大きな返事とともに意気揚々と胸ポケットに入れていた他社の煙草を掲げてしまい落ちた。それ以外は自分で言うのも何だが完璧であったため3秒後、失敗に気づいたときには空調のよく効いている中私だけ熱帯にいるかのように汗でスーツを濡らした。

 

 上記したように苦楽を共にした煙草を、そう簡単に手放せるなんて考えられなかったが現状は成功している。というかひたすらに強がっている。有難いことに彼女も私の禁煙を気にしてくれて「吸いたくならない?」と聞いてくれたりする。その度私はさぞもう煙草のことなんか忘れていたかのように「あ、煙草?全然大丈夫だわ」と白々しく答えている。

 

 正直めちゃくちゃ吸いたい。全然大丈夫じゃない。飲みに行った時が特につらい。喫煙所が別で設置されているタイプの居酒屋ならギリギリ耐えれるのだが、席で吸えるタイプの居酒屋はコンビニまで走って買ってきたいほどに手が震える。禁煙していることで体力に余裕ができたことが裏目に出ている。愛煙時にはあれだけ憎んでいた分煙化は時を経て懇願対象になっている。早めに頼む。マジで。

 

 明日は彼女と「一軒目居酒屋」に行く。席で吸えるタイプの強敵だ。私は今から強がりの準備をして眠りにつく。

 

あーー、煙草吸いてぇーーーーー